こんにちは!マドレボニータ東海TOMOSの山本裕子です。
この週末は『子どもへの性の伝え方講座』東海キャラバンでした。
1週間前の「台風発生」のニュースに、ドキドキしながら過ごしてきましたが、なんとか台風の影響も小さく、無事に開催できました。
今日は、そのキャラバン1日目の岐阜会場のレポートをお届けします。
こちらは、平成29年度岐阜市市民活動支援事業の採択事業としての取り組みで、昨年に続き2回目の開催。あいにくの雨模様にも関わらず、当初の予定を大幅に超えて、満員御礼となりました!会場は熱気ムンムン。
昨年同様、性のことを学ぶ・考える場ということで、最初は何かしらの張りつめた緊張感に似た空気が漂っていましたが、どんどんその空気が柔らかくなったり、参加者の皆さんの肩の力が抜けていく様子が見られました。
講座が終わった後、あちこちで談笑する姿もたくさん見受けられました。
性について、こんなにラフに語り合える場がもっとあれば、もっと生きやすくもなるだろうし、自分にも、目の前の人にも優しさを持って接することができるんじゃないか。そう思いました。
私も会場で、何人かの方とお話しさせていただいたのですが、中でもある男性の感想が本当に嬉しかったので、ご紹介したいと思います。
「もっと女性寄りの意見をぶつけられるかと思っていたら、男性側の気持ちや状況もしっかり理解してくれて、すごく気持ちが楽になった。
それに最近、息子も大きくなってきて、夫婦で性教育について意見を交わすことが増えてきた。そんな中、今日の話を聞くことで、腑に落ちたことがたくさんあって、それだけでも来てよかった。夫婦で聞いた方が絶対いい!」と。
男性は女性よりも、こうした「性」について語られる場に足を運ぶことを躊躇される方も多いと思います。
それは、講師の先生も話されていたように「男性は性教育の被害者」でもあるからなのかなとも思います。
というのも、性教育における学校教育では、女性の月経は”おめでたいもの、素晴らしいもの”とされるのに対し、男性の射精は”快楽を得るもの”であって、喜ばれるものではないという背景があります。
だから、自分の性を肯定できる、できない。
そんな性差が生まれてしまうことによって、語り合うこともできないというのがあるのかな、とも思います。
なので、今回こうして男性の口から、この場の意義や価値を言葉にしてもらえたことは、企画した私たちにとっても、本当に嬉しく、「開催してよかった!」と心から思える支えとなりました。この場を借りて、ありがとうございました!!の気持ちを伝えたいです。
ちなみに、今回の岐阜会場では参加者の皆さんにこちらの本が資料として配布されました。
今回の講座のその後はもちろん、この本についての感想なども、参加してくださった皆さんや、残念ながら参加できなかった方とも語り合いたいなーと、シェア会や読書会も企画してみたいね!と、TOMOSメンバーからも声があがってますよー。
決まりましたら、詳細はまたこちらで告知したいと思いますので、引き続きチェックしていてくださいね。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!