こんにちは!マドレボニータ東海TOMOSの上松恵子です。
連載①のみずほさんに続き、今回は3児の母でありながら、3回目の復職で、本当に自分が望む働き方を掴んでいったアヤカさんのストーリーをご紹介します。
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【File.2】アヤカさん(31歳) 正社員
《Family》 夫(31歳)/ 長女(小1)/ 次女(年中)/ 三女(2歳)
《Career》 正社員 → 出産(育休) → 復職(時短)→ 出産(育休)
→ 復帰(時短)→ 復職(フルタイム)
《年 表》
2006年 入局
2010年 結婚・第一子出産・産休育休
2012年 復職(時短)・第二子出産・産休育休
2013年 復職(時短)
2014年 第三子出産・産休育休
2016年 復職(フルタイム)
今のはたらき方にしようと思ったきっかけは何ですか?
今の働き方(フルタイム)に変えたのは第三子の育休復帰時。 時短で働いていた期間、毎日同じような業務しかできずもどかしかったんです。しっくりこない感覚がずっとあって、上司への不満やもっと仕事ができない自分へのストレスを抱えていました。
入局5年目で出産し、キャリアがない後ろめたさともっとキャリアを積みたい欲が、今でもあります。
もともと3人子どもを作ると決めていたので、1人目の復職時(既に2人目妊娠中)と、2人目の復職時(産後8ヶ月)の時と、3人目復職(育休満了)の時とでは、気持ちも状況も違っていました。
私の中では一区切りついて、子どもを産むというタームは終わり、再スタート。3回目の復職は、これからを見直すタイミングでした。
3人保育園児を抱えての復職は守りに入ってしまうかもしれないけど、もう一度時短を取りたいという気持ちはほとんどなく、フルタイムで働けるよう環境を整えたいという気持ちが強かったんです。
NECワーキングマザーサロンで参加者の方々に背中を押して貰ったこと(「仕事でやりたいことがあるなら遠慮せずやりたいと言った方がいい」とか)。 職場の人事の話で「時短を取るイコール守られている」訳ではない、できる人はどんどん働いて欲しい、というのを聞きました。
母親の私が時短を取って、子育てに重心をおくものと思い込み、私のキャリアは諦め、夫にキャリアを託していたことに気づいたんです。 でもそれは、夫と話して決めたことではなく、私が勝手に決めていたことだとだったんですよね。
パートナーに相談した時のこと。
伝え方や相手の反応はどうでしたか?
まずは「自分のキャリアを諦めたくない」と伝えました。そして「 そのためには週2日保育園のお迎えをして欲しい」と伝えたんです。 夫に「自分のキャリアをどうしたいと考えているの?」と聞いたところ、 「キャリアに執着はない。そうしたいならいいよ」と聞き入れてくれました。 その後、夫は職場に相談、調整してくれて、夫が週2日お迎えすることが決まりました。
育休時代はどんな思いで過ごしていましたか?
休みは有限だからこそ楽しめるし、価値も生まれると思っていました。
そして、戻って働ける場所がある安心感がありました。
今のお仕事の利点や難点はなんだと思いますか?
難点は、いつか転勤しなければならないことです。
利点は、上手く説明できないけれど、 公共、福祉、あまねくという点で私の考え方にしっくりくることかなと。 そこに携われていることにやりがいを感じます。
これからやってみたいことはありますか?
ファミリーサポートの提供会員になりたいです。
そして仕事に関しては、いつか転勤したいと思っています。
大切にしていることはありますか?
寝る前の読み聞かせタイムですね。
<アヤカさんのパートナーより>はたらき方を変えていった妻へのメッセージを聞かせてください。
結婚して7年、子どもが三人いて、お互いに仕事をしながら家のこと、子育てと協力しながらやってこれたと思います。これからもっともっと子どもたちの環境が変わって、地域との関わり合いも増えていくと思いますが、仕事と家以外のことも協力して頑張っていきましょう。 三姉妹の反抗期は上手く助けてね!笑
この写真は、アヤカさんが不在の間、パートナーが作ったお弁当を持って4人で動物園に出掛けた時のだそう。
パートナーすごい!!心強いですね!!
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アヤカさん、ありがとうございました。
アヤカさんは、第一子の産後、2013年2月にマドレボニータの産後ケア教室に参加。
その後、2015〜2016年にはNECワーキングマザーサロンのプロジェクトメンバーになり、そして今年は進行役として、名古屋市を中心にサロンを開催しています。
>>今年の名古屋サロンは残すところ、あとわずかです。詳しくはこちらから。ぜひご参加くださいね!
そんなアヤカさんに、私は3年前に出会いました。
それから、アヤカさんのパートナーの変化をすごく感じています。
キャリアも母としての人生も、大きな変化があった時こそ、その変化を自ら主体的にデザインしているアヤカさん。そのしなやかな強さに、いつも、惚れ惚れしています。
これからも変化の多い人生かと想像されますが・・・流されるのではなく、自分のキャリアも、母としての人生も、どちらのハンドルも自分で持って、前に進みたいですね。
こんにちは!マドレボニータ東海TOMOSのサヤカです。
岐阜会場のレポートに続き、翌日に名古屋でも開催した『子どもへの性の伝え方講座』のレポートをお届けします。
突然ですが、皆さんは「子どもへの性の伝え方」という講座名を聞いて、どんな印象を持ちますか?
「そんな話、まだまだ先でしょ?」
「そういえば最近ドッキリすることあったなぁ。。。」
講座を聞いた私の感想は「これは誰もが一度は聞いておきたい大切な話だ!」です。
私はこの講座に参加するのは昨年に続き2回目でしたが、より深く響くものがたくさんありました。
まず最初に「性は本能だから教える必要はないのか?」から始まりました。
今、大人の私達でもきちんと教わり、それが役に立ったと実感している人は一体どれだけいるのでしょう?
私自身も学校の授業で習った程度でほとんど記憶にありません。
何となく「大人になれば自然にわかるようになるもの??」とぼんやり思ってました。
ただ、講師の方の「性欲はヒトの三大欲求の1つ。他の食欲や睡眠欲は家でも学校でも厳しくマナーを教えられることが多いのに、ナゼ性欲だけその必要がないのか?いや、本能的欲求であるならきちんと教えてあげるべきである」という言葉に衝撃を受けつつも納得。
欲求自体は消せなくても、行動のコントロールの仕方というのは、きちんと知識を持った大人が誤魔化さずに教えてあげること。そういうことがこれからの子ども達には必要なんだと強く感じました。
心も体も人と違うところがあるって思うと、誰でも不安になるもの。成長過程にある子どもであれば尚更。
でもそれを周りの大人がしっかりと受けとめ、認めて、共に成長の一環として楽しんで行けたなら、世の中の悲しい事件も苦しむ人達も、もっと減っていくんじゃないかと思いました。
他にも、具体的な年齢別の伝え方、環境作り、犯罪防止策、親としての受け止め方や心構えなどを実例を挙げて、笑いもまじえつつ、わかりやすく教えて下さいました。
特に印象的だったのは「性はグラデーション。体も心もハッキリ男女に分かれてる人なんていない。素敵な同性にときめくこともあれば、その日によって豪快だったり甘えん坊だったり。。体の作りも世の中色んな顔があるのと一緒。違って当たり前。その体と心のイロイロがその人にとっての魅力になってたりする。」という言葉 。
私もわが子にはどんな個性が現れようとも、子ども自身が自分も周りの人も大切にできるような人に育って欲しいと思いました。もともと全ての人がそこにいるだけで尊い命。「性」の話抜きにはやはり存在しない訳で。。
講座を通じて改めて自分自身が家族みんなに伝えたい大切なことを再確認することができました。
講師のふじみん、朝早くから雨の中にもかかわらずご参加くださったみなさま、隣室で託児をサポートしてくださった名古屋市すくすくサポーターのみなさま、ありがとうございました!!